8020運動について 
                                 2012.9.18(火)

 皆さんご存知のように8020運動とは、80歳で20本の歯を残そうという運動で、

現在達成している方は20%を越えていると言われています。

 20本の歯が残っていると、ほとんどの食べ物がしっかり噛めておいしく食事が

とれます。(グラグラの歯は別ですが・・・)

 また、よく噛めると脳血流量も増し、全身的にもより健康的に生活できると考え

られます。

 私たちもなるべく抜歯を避けるよう治療及び予防に専念しています。

 ただ要介護になったらどうか?

 歯ブラシもよく出来ず薬の問題等様々な事があり、仮に治療となっても満足に

できない場合もあります。とても難しい問題です。

 以前ある先生が、8020運動とは入れ歯でも20本歯があるくらい噛めるように

する事だとおっしゃっていた言葉が耳に残っています。歯科医の責務です。
              歯をぶつけたときは・・・
 
                                 2012.9.3(月)

 普段の生活で転んだり、何かに当たって歯をぶつけて来院される方がとき

どきいらっしゃいます。

 今回は歯をぶつけてしまった時、歯科を受診するまでの対処方法につい

てです。

 まず、歯以外にぶつけたところや傷がないか確認します。頭などを一緒に

打っている場合があり、その場合はその対応が必要となります。

 また、唇や歯ぐきなどを切って出血があり、止まらない場合はガーゼなどで

押さえて止血します。

 次にぶつけた歯を確認します。抜けてしまった場合は、なるべく早く牛乳か、

ない場合はお口の中に入れてすぐに受診してください。その際、抜けた歯に

は極力触らないようにして下さい。ゴシゴシこすって洗うと歯の周りの大事な

組織がはがれたり傷ついたりしてしまいます。

 歯の一部が欠けた場合もかけらがあれば持っていきましょう。

 その他、特に異常を感じなくてもぶつけた後時間が経ってから起こってくる

異常などもあるので念のための受診をお勧めします。

 
                つめ物がとれたら
                               
2012.8.20(月)
 
 時々、歯のつめ物が取れたと受診される患者さんがいます。

 原因は様々です。

 セメント(接着剤)が溶けて取れた場合は適合に問題ない場合もあり再度

付け直すことが可能な場合もあります。

 つめ物自体の変形や虫歯で歯が溶けてしまい取れた場合は適合が悪くな

っているので、歯を削り直して新しくつめ物を作る必要があります。

 また適合に問題がなかったとしても長時間そのままにしておくと歯が動いて

しまい入らなくなってしまいます。

 もし、つめ物が取れたら新しく作り直すことになるかもしれませんが、取れた

物を持って早めの受診をお勧めします。
 
                  知覚過敏とは
                                  2012.7.30(月)
 
 歯がしみる。

 誰もが不快に思う事ですよね。

 しみる事でムシバだと思い来院される人が数多くいらっしゃいます。

 しかし、その一部はテレビのCM等で聴いた事があるかと思いますが、ムシバ

ではなく知覚過敏によるものがあります。
 
 知覚過敏の原因のひとつは、歯周病によるもので歯ぐきが下がる事で歯のつ

け根(象牙質)が露出します。

 その象牙質は小さい穴が無数にありそこを通して神経を刺激する事でしみる

という症状を引き起こします。

 治療としては、歯周病の治療はもちろんの事、しみなくなる歯磨剤の使用、表

面のコーティング、さらに症状がひどければ神経をとることもあります。

 また、原因には夜間のくいしばり(歯ぎしり)によるものもあるのでしみる症状

のある人は一度受診されては。
                シーラント(溝うめ)について
                                   2012.07.17(火)

 今回はムシバを予防する方法の一つであるシーラント(溝うめ)のお話です。

 乳歯も永久歯も、奥歯のかむところには、溝がたくさんあります。

 この溝はかみあう歯のでっぱった部分が入りこみ、食べ物をすりつぶすために

必要なものです。

 しかし、溝が深かったり、複雑な形をしていると、中に汚れがたまり、細菌が増

えて、ムシバになりやすいところでもあります。

 シーラントは、この溝をムシバになる前にあらかじめきれいにした後で平らに埋

めてコーティングすることで、汚れが中に入りにくく、歯ブラシもしやすい形になる

というものです。

 ムシバになりやすい乳歯や生えたての永久歯に主に行われています。

 もちろん、これだけで必ずムシバにならないというわけではありませんが効果は

認められていますので、ぜひ相談してみて下さい。
   
                  義歯について 
                                    2012.07.02(月)
 
 今回は義歯(入れ歯)が出来るまでの流れを紹介します。
 
 1回目:大まかな型をとって歯ぐきにピッタリなトレーをつくります。
                   ↓
                  1〜2日後
 2回目:出来上がったトレーで精密な型をとります。
                   ↓
                  1〜2日後
 3回目:専用の道具で噛み合わせの位置を確認します。
                   ↓
                  2〜4日後
 4回目:仮合わせです。完成手前の段階です。バネや歯の並び、色が合っている

     か確認します。(この時点で適合が悪ければ型や噛みあわせを取り直す

     ため2回目、3回目の過程に戻ります。)
                   ↓
                  3〜5日後
 5回目:義歯完成。この時にお渡しできるのですが、いきなり何でも食べられるわ

     けではありません。痛いところが出てきたりゆるかったりと何度か調整が

     必要となります。

 歯の残り方によっては、型とりが一度で済んだりと回数が少なくなることもありま

 すが、総入れ歯については基本この流れです。
                     白い歯願望
                                     2012.06.18(月)

 誰もが白くきれいな歯並びに憧れますよね。
 
 歯並びに関しては、またの機会にするとして今回は白い歯について述べたいと

思います。

 白い歯といっても皆さんがどれだけ白くしたいのか個人差があり、こちら側(歯科

医院)が難しく思う所です。

 白くしたい場合、だいたい2種類の治療法があり一つはかぶせもの(補綴)で対

処する方法とホワイトニング(漂白)で対処する方法です。

 かぶせものの場合、この色でという希望にかぶせものの種類にもよりますがだ

いたい応じられます。

 ただ、何も処置していない歯であれば削る必要があり歯に少なからずダメージ

があります。

 一方、ホワイトニングは削る必要がなく歯にやさしい治療法です。

 ただ、このくらい白くなるだろうという予測はたちますがはっきりこの色になると

は言えません。

 どちらにするか、その人の歯の状態による所が大きいかもしれません。


                 歯のよごれについて
                                      2012.06.04(月)
 
 プラークや歯垢(しこう)、歯石といった言葉をご存じの方は多いと思います。

これはすべて歯の表面に付いた汚れのことです。
 
 プラーク(=歯垢)は、単に食べかすのことではなく細菌の塊のことを言います。

 お口の中の細菌が食物中の糖分をもとにネバネバした成分をつくり、その中で

増殖していき塊となります。

 このため、プラーク中にはとても多くの細菌が存在しその数は1mg中に1億個

以上です。

 このプラークはネバネバした膜で覆われているため、うがいでは落とせず歯ブラ

シ等でこすり落とす必要があります。

 また、プラークが時間がたって唾液中のリンやカルシウムと混ざって石灰化し、

かたくなったものが歯石です。

 この歯石の表面は、小さい穴があいていて、そこにまたプラークがくっついてい

き時間がたつと歯石になり・・・を繰り返しどんどん増えていきます。

 こうなると自分では取れないので歯科医院で特別な器具を使って除去してもら

う必要があります。

 このような歯の汚れは、ムシバや歯周病・口臭など、さまざまな疾患の原因と

なるので定期的にクリーニングを受けましょう。
                肥満予防は噛むことから
                                      2012.05.22 (火)
 
 食欲は、脳に存在する摂食中枢(空腹中枢)と満腹中枢の働きにより調節されてい

ます。

 摂食中枢が刺激されると空腹感がおこり、一方満腹中枢が刺激されると満腹感が

生じ、食事にストップがかかります。

 ここに、ネズミを用い食事をさせた実験があります。それによると、しっかり噛んで

食べた場合と栄養液を直接胃の中に入れて満腹にした場合では、同じようにお腹が

いっぱいになっていてもしっかり噛んで食べるほうが満腹中枢を刺激する物質が多く

分泌され、満腹感に大きな違いがあることが確かめられています。

 このことから、いつも軟らかい物を食べていたり、早食いする人に肥満が多いのは、

満腹感が弱く、ついつい食べ過ぎることも肥満の原因になると考えられます。

 実際、肥満治療にあたり、一口30回咀嚼するように指導する内科医がいるそうです。
               噛むことと脳のはたらき
                                     2012.05.07(月)
 
 高齢の方でも、活躍している人は健康な歯が20本くらい残っており噛む機能

も良好な方が多い様です。
 
 このことから、噛むことは脳に良い影響を与えていると推察されます。

 「噛むこと」により脳の血流量がどう変化するか健康な成人(30歳代と60歳代)

について、ガムを噛んでいる時と安静時の血流量を測った研究があります。

 その結果、安静時では30歳代の人の方が60歳代の人より血流量が多いのに
 
対しガムを噛むと全員が血流量が増し、差はみられませんでした。

 これと関連し眠気覚ましにコーヒー等のカフェインを含んだ飲み物とガムを比

較するとガムが最も効果的だったということです。

 これは噛むことが脳の血流を増し眠気から開放されるためと考えられます。

 このことから、よく噛める高齢の方は脳へ多くの血流が流れるため痴呆になる

ことが少なく防止のためにも噛むことは効果的です。
                キシリトールについて
                                      2012.04.23(月)
 
 キシリトールは白樺の木やトウモロコシの芯などから作られる自然の甘味料

です。
 
 もともと多くの果実や野菜にも含まれており日本でも食品添加物として認めら

れています。

 このキシリトールは砂糖と同程度の甘さを持ちながら、カロリーが低く、ムシバ

予防に効果があることから、特にガムやタブレットに多く使用されています。

 キシリトールがもつムシバ予防の効果は次の2つがあります。

@ムシバの原因にならない
 
 ムシバ菌が栄養源として利用できないために、酸を作りださないので歯が溶け

ない。

Aムシバの発生・進行を防ぐ

 歯垢(プラーク)の粘つきや量を減らしたり、ムシバ菌の活動や増殖を防ぎムシ

バを抑制します。

 この効果を発揮させるには、1日3〜5回(特に食後に)5〜10分くらいキシリト

ールガムをかむと良いとされています。選ぶときは、甘味料に砂糖が入っていな

いシュガーレスのものを選びましょう。ガムを噛めない小さいお子さんはタブレット

を使ってみてください。
 
                  口臭について
                                       2012.4.9(月)

 口臭が気になる方は多くいますが、その原因は様々です。
 
 生理的口臭といわれる早朝時や緊張時等に生じる口臭、口の中の乾燥による

口臭、飲食物(お酒やニンニク等)によるものや糖尿病など全身的な病気による
 
もの、心性口臭(自臭症)といって周りの人は何も感じないのに本人は口臭があ

ると感じるケースもあります。

 この様に多くの原因がありますが、大半は歯に付いた歯垢(プラーク)によるも

のです。

 それと、歯垢と同じ様な成分でできている舌苔(ぜったい)といわれる舌に付く

白い苔の様なものも口臭の原因となります。

 そのため、口臭予防には口の中を清潔にすることが重要であり普段からしっ

かりと歯磨きをすることが最も効果的な方法なのです。
 
                歯磨きはいつすればいいの?
                                       2012.3.26(月)

 以前、ムシ歯の出来方としてムシ歯菌が食物から酸をつくり、その酸により歯が溶

かされるのがムシ歯ですという話をしました。

 食事をすると酸が作られますが唾液には、酸を中性に戻す作用があり食事後30分

でだいたい中性に戻ると言われています。

 その事から食後30分は口の中が酸性のため歯磨きすると歯がキズつきやすく、ま

た唾液の中性に戻す作用も弱まるという話もあります。

 ただ、朝・昼と食後30分待てますか?忘れてしまいませんか?

 それより、朝・昼は食事後すぐにとはいいませんが、食事後歯磨きする。

 夜は時間がとれる事が多いと思いますので、歯周病予防のためにも寝る前等にし

っかり歯磨きするのがいいのではと考えています。
                 フッ素について
                                      2012.3.12(月)
 
 今回は「歯に良い」とされるフッ素についてです。

 フッ素は私たちがふだん口にする食品の中にも含まれている物質です。このフッ素

 には次の3つのはたらきがあり、むし歯予防に効果があることがわかっています。

 @酸に溶けにくい強い歯を作る

  歯の表面のアパタイトにフッ素が吸収されると、ムシバ菌が出す酸に対して溶け

  にくいフルオロアパタイトに変化し強くなることで、むし歯予防に効果があることが

  わかっています。

 A歯の再石灰化を促進する

  お口の中では、酸で溶けた歯の表面を唾液などのはたらきで修復する「再石灰

  化」がたえず行われています。フッ素はこの再石灰化を助けるはたらきがあり、

  特に初期むし歯ではこの効果を期待し経過観察することもあります。

 Bむし歯が酸を作るのを抑制する

  むし歯が糖分をエサにして酸を作るのをじゃまして、その活動を弱めてくれます。
  
  これらの効果は、フッ素の濃度や配合方法、使い方により主に対象となるはたら

  きが異なるので、1種類だけでなく、いろんな方法でフッ素を利用することが大切

  です。

  現在日本では、家庭でのフッ素入り歯磨き粉やジェル、洗口剤でのうがい、歯科

  医院での定期的な高濃度のフッ素塗布などが利用されています。

  もちろん、フッ素だけではむし歯を完全に予防するのは不可能ですし、大量にとり

  すぎると副作用もありますが、正しく使えば効果があるのは事実です。特に生えた

  ばかりの永久歯や乳歯に効果が出やすいので、是非自分に合った方法で取り入

  れてみましょう。

  
                  親知らず
                                        2012.2.27(月)


 親知らずと聞けば多くの人が「抜く」というイメージを持たれると思います。
 
 では、どの様な場合に抜く必要があるのでしょうか。

  @虫歯になった場合

     とても奥にある為歯ブラシも届きにくく虫歯になりやすいです。

     治療器具も届きにくくきちんとした治療が困難な場合は抜歯が必要となりま

    す。

  A歯ぐきの炎症の原因となる場合

     十分なスペースがない為に、横や斜めを向いて中途半端に生えてしまうこと

    があります。

     この状態は、非常に汚れがたまりやすく歯ぐきが炎症を起こす原因となり強

    い痛みや腫れが生じます。
  
  Bその他

     噛み合わせに悪い影響を与える場合や手前の歯の虫歯や歯周炎の原因と

    なりそうな場合抜歯が必要となります。

     @〜Bにあてはまらない場合や将来的に入れ歯やブリッジの土台として使え

    そうであれば抜歯せず保存します。 
                歯周病と糖尿病
                                         2012.2.13(月)
 
 近年、テレビ等で歯周病と全身疾患との関連性を観たり、聞いたりする事があると

思います。

 今回は、歯周病と糖尿病について述べたいと思います。

 皆さんご存知のように糖尿病は、インスリン(血糖値を下げるホルモン)の作用が

不十分で生じる代謝異常です。

 糖尿病になると、病気に対する抵抗力が低下し、さらに血液の流れが悪くなり回復

力が衰えてきます(歯肉の炎症が治りづらい)。
 
 また、歯肉の回復に必要なコラーゲンの生成が少なくなります。

 逆に、歯周病で発生する炎症性細胞がインスリンの活性を干渉し、糖の代謝が変

化します。

 これにより血糖値のコントロールが不十分となり合併症が発症しやすくなります。

 内科での血糖値のコントロールはもちろん大切ですが、定期的に歯科医院での

お口のケアも重要です。
                 ムシバとは?
                                        2012.1.30(月)
 
 以前、ムシバの原因となる細菌が、周囲の人からうつってしまうというお話をしまし

た。

 しかし、このムシバ菌がお口の中にいるからといって、それだけですぐにムシバが

できるわけではありません。

 ムシバ菌はお口の中に入ってきた糖分をえさにして酸(さん)という物質を作り出し

ます。

この酸には、相手のものを溶かすという働きがあり、歯の表面が酸によって溶かされ

穴があいてしまうのがムシバです。

 一度できてしまったムシバの穴には、たくさんのムシバ菌が存在するため糖分が

供給されつづければどんどん進むことになります。

 ムシバを予防したり、小さなムシバを進まないようにするためには、このムシバの

原因をとりのぞけば良いということになります。

 これについてはまた別の機会でお話します。

                   歯ぎしり
                                    
2012.1.16(月)


 
バランスの悪い噛み合わせ、日常のストレスが原因で寝ている間にギシギシと歯

をすり合わせたり、音もなくグッと強くくいしばる等の「歯ぎしり」をする方が意外と多く

います。

 これは頭痛、肩こり、歯に対してはすり減る、しみる、痛い、動くといったものの原因

になります。

 最悪な場合はすり減り過ぎや割れてしまうことによって中の神経が露出したり、周

囲の骨が溶けて歯槽膿漏と同様な症状が出て抜かなくてはいけなくなることもある

のです。
 
 治療法は、噛み合わせの調整や寝るときにマウスピースを使用してもらい症状の

進行を防ぎます。

 「歯ぎしり」は寝ている時に行うので多くの人は自分では気づくことが出来ません。

 必ずしもギシギシ、ガリガリと音がするわけではないので周りの人が気づくのも難し

いです。

 頭痛、肩こり、起床時のアゴや歯に違和感がある方は一度相談に来られる事をお

勧めします。
                 歯科と骨粗しょう症
                                       2012.01.04(水)
 
 新年あけましておめでとうございます。

 皆さんに御多幸ありますように。

 年末の雪で車道も歩道もツルツルで歩くのも大変ですよね。

 転んで、骨折でもしたら入院なんて事になっても不思議はありません。

 現在、骨粗しょう症の患者さんでビスフォスフォネート(BP)製剤を服用している人は、

240万人程度と推定されています。

 商品名でいうとアクトネル、ボナロン等多種あります。

 このBP製剤と歯科治療は密接な関係があり、抜歯した所の骨が炎症起こしたり、壊

死することもあるそうです。

 服用3年未満で骨折の危険性が低い場合は、休薬(何ヶ月単位の)し抜歯可能な事

はありますが、難しいと思われます。

 そのため、服用前にしっかり歯科治療する事と服用後の定期的なチェックは必要で

す。
                ムシバ菌の感染について
                                       2011.12.19(月)

 虫歯の原因となる細菌(ムシバ菌)は、生まれたばかりの赤ちゃんのお口の中には

存在しません。

 しかし、乳歯が生える頃にはほとんどの赤ちゃんのお口の中に多かれ少なかれムシ

バ菌が存在するようになります。

 これは、赤ちゃんに周りの人のお口からムシバ菌がうつってしまうということです。

 人間の体には、「常在菌」という健康な人にも必ずいる細菌が住みついています。

 この常在菌がバリアとなりその他の悪い細菌が侵入して感染するのを防いでいま

す。

 バリアとなる常在菌がしっかり根付いて安定するのが大体3歳頃と言われています。

 つまり、3歳頃まではムシバ菌に感染しやすいため、できる限り周りの人からうつさ

ないようにすることがとても大切です。

 具体的には、口うつしや唾液のついたスプーン等の共用を避ける、お父さんやお母

さんのお口の中をきれいに保ち、虫歯がある場合は早めに治療する事などが挙げら

れます。

 日常のちょっとしたことですが、大切なお子さんのために少し気にかけてみましょう。

 
                    インプラントについて
                                         2011.12.5(月)

 インプラント治療は骨になじみやすい素材が使われる等、技術の進歩により昔と比べ

て長く快適に噛むことが出来るようになり、今ではすっかり一般的な治療法になったと

思います。

 当院でもインプラント治療を希望する患者さんは年々増加しています。

 しかし、インプラント治療も万能ではありません。

 高血圧、糖尿病等々持病のコントロールが出来ていなかったり、骨の状態によっては

手術が困難なこともあるので、手術を行う前に状態を確認する必要があります。

 治療を終えてしっかり噛めるようになっても長く快適な状態を維持する為に、普段から

の歯磨きはもちろん、定期的な歯科医院でのメインテナンスを維持しなくてはいけません。

 これらを御理解して頂ければとても良い治療法だと思います。


 
                  歯科と放射線
                                      2011.11.21(月)
 
 今年は、東日本大震災があり、震災及び原発事故による犠牲者及び被災者の

皆様に心よりお見舞い申し上げます。

 マスコミでは連日原発関連の話題がとりあげられ、歯科においてもX線が使われ、

これは放射線の一種であり気になさる方もいらっしゃると思います。

 X線自体有害なものですが検査に利用されるのは医療上の利益が十分に見込ま

れ、害をはるかに上回るためです。 

 皆さんが宇宙や大地から受ける自然放射能は年間平均2.4ミリシーベルトと言わ

れています。                           

 歯科での小さなレントゲンで0.02ミリシーベルト、大きなレントゲン(パノラマ)で0.04

ミリシーベルトです。

 さらに防護エプロンをつけると1/10〜1/100になります。

 このことからも歯科のX線は自然界から受ける放射線よりはるかに少なく診断には

大変重要なものなのです。


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Dental Notes(コラム)